⑫認知バイアスのしくみ 

・認知バイアス、思い込みのしくみ 

 

無意識のうちに反応し、判断し、行動してしまうそのそれぞれの規範を認知バイアス、思い込みと呼びます。認知バイアスは大きく2種類に分けることができます。一つはその人固有のもの、もう一つはほとんどの人が持っている普遍的なものです。

 

その人固有の認知バイアスは、生まれてから親や先生から言われたり、固有の経験をした結果入った認知バイアスです。こちらは便宜上「記憶に基づく認知バイアス」と呼びます。

 

普遍的な方は、いわゆる人間の本能とか、社会的常識に基づくものです。こちらは「遺伝に基づく認知バイアス」と呼びます。ただし2つの区別は非常に大まかなものになります。

 

たとえば、「人は働かなければならない」という認知バイアスが、人間の本能に基づくものなのか、親から言われたからなのかというのは、明確に区別できるものではありません。いわゆる社会の常識と言われるものは、人間が本来的に持っているものなのか、生まれてから親や学校の先生など社会から学んだものなのかは、わからないことが多いわけです。