⑪システム1とシステム2の関係

・システム1とシステム2の関係

 

結局、常にシステム1を疑ってかかり、何でもかんでもシステム2で考えていくというのはとても大変で、現実的ではありません。

 

まずは世の中が「最小限の法則」で成り立っていることを自覚して、普段はシステム1に任せてラクしていても、本当に必要なときにはシステム2を繰り出すことができるようにするというのが基本になります。

 

そして、自分の認知バイアスの傾向を知っておき、危なそうなときにはシステム2を出動させて、なるべく失敗を回避するという姿勢が大事になると思います。

 

いちいちシステム2で行動を考えていたら大変だから、人間には何も考えなくても勝手に動いてくれるシステム1があるわけです。システム1と2の考え方を提唱したカーネマン博士は、これを「最小限の努力の法則」と呼んでいます。

 

最近やりたいことができないような気がするとか、あとになって後悔することが多いとか、失敗したと感じることが多いという人は、システム1とシステム2のバランスが悪くなっている可能性があります。

 

そう感じる場合には、いつもとやり方を変えてみるとか、とにかく常識を疑ってみるとか、新しいことを始めてみるとか、意識的にシステム1でやっていることを崩してみることをお薦めします。