①人間の脳の特徴

・脳の構造

 

人間の脳は脳幹小脳大脳の3つから成り立っています。

 

脳幹は生命を維持するための脳と言われ、呼吸、睡眠、排泄、食欲、性欲など生きていくために欠かせない生命維持機能を司っています。

小脳は体の平衡感覚や運動機能を保つための脳です。ですから小脳にダメージを受けると、体のバランスがとれなくなります。

大脳は思考、感情、記憶などを司る脳です。ここは高等な生物ほど発達している傾向があり、我々人間は脳全体の8割をこの大脳が占めています。

 

大脳はさらに大きく2つに分けられ、外側を覆う大脳新皮質と内側にある大脳辺縁系で構成されており、前者は人間らしさ(思考や理性など)を司る脳、後者は本能を司る脳ともいわれています。大脳辺縁系には感情を生むとされる扁桃体や、やる気を促進させる側座核、記憶を司る海馬などがあります。

 

・大脳は悩みのたね?

 

 人間の脳の特徴は大脳がとても大きいということです。人間以外の生物には大脳がありません。大脳が無いことが何を意味するかというと、感情や理性、思考がないということです[1]

 

人間以外の生物の行動原理は、生存や子孫繁栄欲求に基づいています。一方の人間はそれらの欲求と同時に、大脳が生み出す欲求があります。それは自己実現や承認欲求、所属と愛の欲求など人間らしい欲求です。

 

この前頭葉優位によって人間は文明、文化を創造してきました。そして、思考や創造と同時に悩んでしまうこと、自己の不確実性に不安になってしまうという人間特有の現象も生み出しました。

 

 


[1]新・脳と心の地形図 p34

 

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