ポジティブ・エンジニアリングとは

ポジティブ・エンジニアリングとは、最新の脳科学とポジティブ心理学に基づく脳と心のモデルをベースにして、ポジティブな感情や思考を学び、自分の強みといったポジティブな資質を最大限に仕事や日々の生活に活かす一連のプロセスです。

ポジティブ・トライアングル(脳と心のモデル)

人の毎日の活動は、資質を常に参照しながら、感情思考を使って行動しています。

また90%の行動は無意識で行っているので、資質の中にストックされているものは、意識的には自分で気がついていないものが多くあります。自分では気がついていない間にポジティブ感情になったり、ネガティブ感情になっていることになります。

感情と思考

  1. 感情は欲求を満たす対象に対してポジティブ感情を発し、欲求を阻害する対象に対してはネガティブ感情を発することでそれを見分けており、思考はその感情の判断をより深く検証するために作用します。
  2. 人の行動の基本ルールは、欲求を満たす対象を受け入れ、欲求を阻害する対象を避けることです。

資質

  1. 人には生まれつき持っている性質(強み・弱み)と生まれてから身につけた知識、経験、価値観、興味などから成る広義の資質があります。
  2. 資質の中にストックされている性格(強み・弱み)、知識、経験、価値観、興味なども、それがポジティブなものかネガティブなものかが記憶されており、毎回新たに経験しなくてもポジティブ、ネガティブが識別できるようになっています。

ポジティブ・トライアングルから分かること

ポジティブ感情を増やすには、ポジティブ感情を結びついている事象を増やせば良い!

  1. 感謝するというワークは、過去に起きたポジティブな出来事を改めて思い出して、それに感謝することでポジティブ感情を呼び起こす効果を狙っていることになります。
  2. 強みを活かすというワークは、自分が得意なことを行っているとポジティブ感情に結びつくという原理に則っていることになります。
  3. 認知行動療法のように思考を使って楽観性を強めるワークは、将来に向けて自分の欲求が満たされることを感じ、ポジティブ感情に結びつきます。

例えば・・・

  • 好きな食べ物はポジティブな感情と結びつき、嫌いな食べ物はネガティブ感情と結びついているので、一瞬見ただけで識別できるようになっています。
  • 良いできごとを思い出すたびごとにポジティブな感情を結びつくし、悪い出来事はネガティブ感情と結びつきます。
  • 自分が得意な性格を活かせたり、自分が興味があることができたり、自分の価値観とマッチすることができる時にはポジティブ感情と結びつき、自分が不得意なこと、興味がないこと、価値観に合わないことをさせられると、ネガティブ感情とと結びつきます。

仕事におけるポジティブ感情の効果

ポジティブ・エンジニアリング基本トレーニング